自然な色についてNIDOLの考え方

自然な色=ムラ と考えています。

世の中に存在する自然なものの色彩はほとんどと言っていいほど
単色ではありません。たとえば木の木目の茶、葉っぱの緑。それぞれ濃い部分、薄い部分また黒ずんでいたり
白っぽくなってたりします。花、石、土、雲や空の色。トカゲや蝶の模様にしても。
自然なものって大体がムラな色彩で構成されています。

逆に不自然なもの。人工的なものは単色なことが多いです。
プラスチック、鉄、アルミ、アクリルや紙など。

この考えをヘアーデザインに落とし込むと結構ハデな色を使っても
自然にフィットさせる事ができます。
また、退色(色あせ方)の仕方や新生部(新にはえてくる髪)との馴染み方も自然に
できます。

今回は透け感を出すためのブリーチ&カラー(ダブルカラー)をアルミを使って塗り分け
ムラにナチュラルに美しく表現しました。
ブリーチしない部分、弱いブリーチの部分、強いブリーチの部分をデザインして色を抜きました。
写真のように元のカラーの影響で黄色よりもオレンジがかって脱色されました。
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それを考慮してカラー剤を配合したメローショコラアッシュが綺麗に入りました!
1週間後1ヶ月後の色の移り変わりも楽しみ。ちなみに黒いローライトも入ってます。
創り込んだナチュラルなので、正しくは“自然風”ですね。
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